【神奈川で化粧品製造資格取得】化粧品ビジネスのポイント・個人取得の可否と期間
化粧品製造資格は、化粧品を製造・販売するために必要な資格です。ブランドや商品の企画、開発を行っても、製造・販売するための資格がないとアイデアを形にすることはできません。化粧品ビジネスを始めるなら、まず取得しておきましょう。
こちらでは化粧品ビジネスを始める際の流れと成功するポイント、化粧品製造資格の取得にかかる期間と許可を取らなかった場合に起こりうる問題を、神奈川で資格取得のサポートを行う行政書士・富樫眞一事務所がご紹介します。
目次
化粧品ビジネスを始める際の流れと成功のポイント
化粧品ビジネスを始める前に、まずはどのようなブランドを作りたいのか、どのような人に使ってほしいのかを考える必要があります。そして商品の企画・製造・宣伝など様々な工程を踏んで、ようやく販売へとたどり着くのです。
何となく思い付きで始めて成功することもありますが、化粧品ビジネスに限らずビジネスは準備がとても重要となります。こちらでは神奈川の行政書士・富樫眞一事務所が、化粧品ビジネスを始める際の流れと成功するポイントをご紹介します。
化粧品ブランド立ち上げの流れ

化粧品ブランド立ち上げの流れは以下のとおりです。立ち上げまでの大まかな流れのイメージを掴みましょう。
1.ブランドコンセプトを企画する
化粧品ブランドの立ち上げにおいて「どのようなブランドを作りたいのか」を明確にすることはとても大切です。マーケティング戦略の骨子=ブランドコンセプトの企画となるため、ターゲット・ラインナップ・価格といった細かい設定をしっかり作り込んでいくことで、ブランドコンセプトが形になっていきます。
- ターゲットの設定
どういった年齢層やライフスタイルの人に向けて売りたいのか - ラインナップ
どのような化粧品を取り扱うのか - 価格帯
どの価格帯の製品をメインとして取り扱うのか
ブランドコンセプトの企画をする際は、3C(市場・競合・自社)分析をしっかり行い、成長市場で他社と競争しても優位性がある戦略を立てることが重要です。
2.商品を企画する
ブランドコンセプトがある程度形になったら、実際に販売する商品を企画します。市場調査を行い、ターゲットを固定化することも、企画には大切なポイントとなるでしょう。商品を企画するにあたってOEM会社との連携をとる場合は、企画段階から相談しておくとすり合わせが行いやすいです。ターゲットに合う機能・特徴を持つ化粧品を設定するのはもちろん、販売しやすいパッケージ・他社の商品にはあまりない特徴などの独自性を盛り込んでいきましょう。
3.商品を開発する
企画が終わったら、いよいよ商品開発です。化粧品を作り上げるうちに、企画の段階では見えなかった問題が明らかになることもあるでしょう。どのような成分を組み合わせれば企画した内容に合う商品が完成するのか、OEM会社とも話し合いながら進めていくことが大切です。試作品を作成し、作りたい商品にどれぐらいの費用がかかるかも明確にしていきます。
4.販売体制を整える
どれだけ良い商品を開発しても、販売体制が整っていなければ世間に認知されることはありません。もし既存ビジネスでの流通ルートを持っていたり、顧客リストがあるような場合は有効活用しましょう。販路を新たに見つけてお店に置いてもらう、通販チャンネルを作って販売するなどの方法もあります。
5.集客方法を考える
化粧品ブランドの設計の中で、最も大切なのが集客です。宣伝が効果的にできていないと、ブランドを立ち上げても売り上げを伸ばすことは難しいです。誰にどうやってアピールするのか、ターゲットを明確にして集客方法を考えましょう。ターゲットに合わせて、CM・DM・ウェブ広告・SNSなどでの集客を考えるのもおすすめの方法です。しかし、ただ単に露出を多くすれば良いというわけではないため、集客に力を入れすぎないよう注意してください。集客に費用がかかりすぎて売れても利益が出ないようでは、ビジネスとして成り立ちません。コストと効果のバランスを考えつつ、ブランドとターゲットに合った宣伝方法を取り入れましょう。
化粧品ビジネスを成功させるポイント

化粧品ブランドを立ち上げて成功させるためのポイントは以下のとおりです。
1.マーケティング戦略をしっかりと考える
化粧品ブランドを成功させるためには、まずマーケティング戦略をしっかりと考えましょう。どれだけ良い商品が出来上がっていても、販売経路が確保できていないと商品を知ってもらうことができません。他事業で見込み顧客がいる場合は、今の信頼関係を崩さずにどうやって新製品をアピールするかを考えましょう。また見込み客がいない場合は、ネットショップや代理店網を構築してターゲット顧客へのアプローチ方法を考える必要があります。
2.適切なOEM会社を選ぶ
化粧品の製造をしてくれるOEM会社選びも重要なポイントです。OEM会社次第で製品の良し悪しが決まるといっても過言ではありません。OEM会社を選ぶ際は、過去の実績や化粧品を製造してきたノウハウがあるか、生産体制はどうなっているかなどを確認しましょう。これまでどのような製品を作ってきたのか、新規参入者をサポートしてきた経験があるかなどをチェックします。また、製品を作る最小個数はOEM会社によって異なるため、製品の発注ロット数を確認することも大切です。しっかりと二人三脚で歩んでいけるOEM会社を見つけましょう。
3.専門家のアドバイスを受ける
化粧品を製造・販売する上で気を付けなくてはいけないことが数多くあります。調合するべきではない組み合わせや、販売・広告で避けるべきことなど、法律で禁止されていることをわからないまま行っていると、販売が困難になるおそれもあるでしょう。法律違反になってしまえば、罰せられる可能性もあります。また、一度違反してしまうと、その後の評判にも大きく影響し、どれだけ良い製品を作っても売れづらくなるため、細心の注意を払わなくてはいけません。とはいえ、法律の問題はなかなか難しいものです。自分で調べた内容が実は法律違反だったというおそれもあるため、専門家によるアドバイスを受け、リスクを軽減しましょう。
4.小ロットで製造する
OEM会社選びのポイントでもお話ししたように、可能なロット数はOEM会社によって異なります。できる限り小ロットで製造するようにしましょう。小ロットなら、売れ行きを見ながら次の発注が変更できます。さらに、顧客からの要望や改善案をふまえて少しずつ改良しながらの製造も可能です。
化粧品製造資格の個人取得は難しい?必要な期間は?
化粧品を製造・販売するためには資格が必要不可欠です。資格がないまま販売してしまうと、法律違反となり罰せられるおそれがあります。まずは資格を取得し、きちんと化粧品が製造・販売できる体制を整えましょう。
こちらでは化粧品製造資格の個人取得が可能かについてと、取得する方法や期間、許可を取らなかった場合の問題点についてご紹介します。
取得にかかる期間

化粧品製造資格は、化粧品工場として製造・包装・表示・保管などの全工程を行うことができる許可です。法人だけでなく個人でも申請ができます。
化粧品製造資格取得までにかかる期間は、おおよそ35営業日です。日数は開庁日で計算しており土曜日・日曜日・祝日は含まないため、実際には2ヶ月近くかかると思っておいた方がいいでしょう。
また、あくまで標準処理期間であり、書類に不備がなければ早めに許可が出たり、反対に書類に不備があってさらに期間が延びたりする可能性があります。取得までにかかる期間は前後することを理解しておきましょう。書類の不備によって期間が伸びないように、的確な書類作成を心がけることが大切です。
許可を取らなかったらどうなる?

化粧品製造販売業許可を取得せずに化粧品を販売すると法律違反となり、3年以下の懲役もしくは300万円未満の罰金、またはこの両方が科せられることになっています。
実際に2018年、化粧品製造販売業および化粧品製造業の許可を受けないまま、許可証を偽造して化粧品を製造販売していたことが発覚した例がありました。事件発覚後、無許可で製造販売していた化粧品は、回収命令及び報告命令が出されています。
製品の回収手続き費用やお客様・取引先への損害賠償などは、当然違反していた会社が行わなければなりません。莫大な費用を請求されることは間違いなく、何より無許可で化粧品を製造・販売していた会社であるとして永遠に名前が残ってしまうのです。許可を取らないまま販売を行うことはこういった事態を引き起こすので、化粧品製造・販売をする場合は必ず許可を取得しましょう。
また許可は取得していても、知らず知らずのうちに法律違反をしていることもあります。特に気を付けなければいけないのは、インターネット上での宣伝文句です。薬機法では、化粧品に対して認められている効能・効果の範囲を超えた宣伝は禁止されています。
- 気になる部分を引き締める
- アンチエイジング成分
- 脂肪分解の亢進
これらはすべて化粧品の効能効果の範囲を超えるため、薬機法違反の対象です。まずは取り扱う商品が薬機法による「化粧品」にあてはまるのか、そして製造や販売はどこで行うのかをはっきりとさせ、責任範囲を理解しましょう。そして、宣伝をする際はヒットしている化粧品の広告を参考にしながら、薬機法違反とならないような内容で宣伝を行うようにしてください。
神奈川で化粧品製造資格を取得するなら行政書士・富樫眞一事務所へご相談を!
化粧品ビジネスを始めるにあたり、ブランド企画や商品企画・開発・集客方法の決定など、行うべきことは数多くあります。しかし、どれだけ良い製品を考えていても、資格がないと製造も販売もできません。化粧品製造資格は個人でも取得可能です。まずは資格を取得しましょう。
資格を取得するためには、様々な書類を不備なく揃えて提出する必要があります。化粧品ビジネス立ち上げにあたって忙しくしていると、書類がなかなか揃えられず資格を取得するまでに時間がかかってしまうかもしれません。そこで専門家にサポートを依頼すると、スムーズに化粧品製造資格が取得できます。
神奈川の行政書士・富樫眞一事務所では化粧品製造資格を取得するサポートを行っております。これから化粧品ビジネスを始めたい、資格を取得したいけれど何から手をつけていいかわからないとお悩みの方は、ぜひ神奈川の行政書士・富樫眞一事務所にご相談ください。
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